フォーサイト(Foresight) フロントフォークチューニング

フロントフォークローダウン&強化加工編。


ここで紹介するのは、フォーサイトのフロントフォークのローダウン化とそれに伴うスプリング強化、ダンパー調整などの詳細のページです。
ちなみに画像はすべて携帯のカメラで撮影していますので画像はそれほど鮮明ではないので・・・w。それでも結構きれいに撮影出来ているかと思います。
取りあえずフロント周りを全バラにしてフォークを抜き取り、フォーク内の中身の現状確認をやってから加工やセッティングに入ります。

ローダウンを施すにあたり、手っ取り早く思いつくのはフォークの突き出し量を増やす方法が有りますが
この車両は Fフォークの抜け防止のための”溝”がフォークにもうけてあり、
上下2本のボルトで固定する上部のボルト部分にその溝を合わせるようになっています。
そのため突き出しの変更は出来ても2〜3mm程度です。
溝合わせ用のボルトを抜いて突き出しを増やそうなどとは考えない方が無難です・・・
そんなことやると、間違いなく死ぬか、周りに迷惑を掛ける事故に繋がりますので、絶対やらないことです・・・。
画像の関係で大きさが各項目でバラバラなのはご了承ください・・・

初めに、このフォーサイトは初期型のSTというタイプでFフォークのアウターの色は元々シルバーでした。
ベースのフォーサイト紹介ページでUPしていますがPS250ノーマルの物に交換しています。それをさらに加工していきます。
画像右側のフォークはノーマルの状態の長さで、左側はショート加工した物です。長さ的には25mmほどローダウン化させています。
スプリングの強化をしていなければフェンダーとFアンダーブラケットがぶつかってしまいます。
だから20mm〜25mmまでのローダウンを施すには、必ずスプリングレートの強化が必要になります。
もっとローダウンさせたいからといって、スプリングを強化しすぎるとFフォークが堅くなり過ぎてしまい
とても危険な状態になるのローダウン並びにスプリング強化はほどほどに。

余談ですがフォーサイトの全年式はすべて共通して同じ加工が出来ますが、
MF06フォルツァとフォーサイトとではFアンダーブラケットの形状が違います。
フォーサイトは ”V字型” でステムシャフトの部分が下に飛び出ている形状で、MF06フォルツァの方は水平形状になっていますので
MF06フォルツァの方がもう少しローダウン加工が出来そうです。
それでも30mmが限界でしょう。
これはフォークの中身をバラバラにした状態の画像です。

元のPS250のフォークの中身をすでに変更しています。
油面はノーマルでの指定が65mmだったのでそのまま同じ高さにしていました。粘度は10番です。
スプリング(画像中央)とダンパーロッド(一番右の上)が変更したパーツで、ビチューボ(bitubo)のフォーサイト用強化スプリングキットです。
後はすべてPS250の物を使っています。
この中で加工する物はスプリングカットと、カット分の専用カラーの挿入です。油面も変更します。
画像右が無加工のスプリングで、左が巻の狭い部分をカットしたスプリングです。
スプリングをカットする場合は、初期の動き(乗車時1G付近や初動作)を受け持つ巻の狭い部分をカットします。

左端に見えるのがスプリングカットした部分に合わせるためのアルミのカラーです。
カラーはワンオフで製作してもらいました。

せっかくカットして短くしたのに、何故それに併せて新たにカラーを入れるのかは、単純にスプリングをカットしただけでは
フォーク内にカットした分の遊びが出来てしまい、”25mm分ものスカスカな状態”が出来てしまうので大変危険です。
これを補うためにカラーを入れて補うのです。
せっかくカットしたのに改めてカラーを突っ込み同じ長さに保つのはおかしい話ですが、カラーを入れる場所が違います。
後ほどご説明します。
画像は挿入するカラーです。
内径&外形はダンパーシャフトとスプリングに合わせて、長さは20mmです。
角のバリ等はしっかり取り、面出しをしておきましょう!
オイルが常に浸されている部分なのでなめらかな状態を保つのが目的です。
こちらの画像はダンパーロッドの画像です。
一番左がPS250のノーマルのダンパーロッドで真ん中の物がビチューボ(bitubo)のロッド。
一番右の上が挿入するカラーで、その下の小さいスプリングがノーマルから流用しているダンパーロッドの方に入るスプリングです。
ノーマルのロッドは比較のために撮影しましたので使いません。

ここで上記で説明した専用カラーを使い、ダンパーロッドの中に挿入してスプリングカットとの長さの調整をしてフォーク内の遊びを無くします。
無加工の場合は画像左の状態で装着されていますが、ココのカラーを入れます。
※フォークの内部をバラして実際に見ればどういう構造化わかると思いますのでその辺の詳しい説明は敢えて書きません。
簡単に書きますのでご了承ください。

ダンパーロッドはFフォークのインナーチューブ(以下・インナー)の内部に入り、底の部分から飛び出してきます。
ダンパーロッドの頭にインナーが引っかかるので抜けることは有りません。
っで、インナーから飛び出したロッドの部分を今度はFフォークのアウターチューブ(以下・アウター)に被せていき、インナーごと挿入します。
アウターの内部の底の部分にダンパーロッド突き当たったらボルトでロッドを固定してFフォークの本体の形状にします。
インナーがアウターから出ている長さはダンパーロッドの状態によって決まります。
ダンパーロッドが短ければ出ている長さも短いし、長ければ長く出てきます。
先程説明したカラーでダンパーの飛び出しの長さを強制的に短くしてインナーの長さを調整しています。
このダンパーの調整のおかげでスプリングの遊びの部分が打ち消され、おまけにローダウン化も出来るのです。

しかし、スプリングをカットしてるのでスプリングが強化されているのに合わせてカラーまで突っ込んでいるので
イニシャルまで掛かり相当な全体的にスプリングレートは相当強化(レートUP)になってしまっているのも事実です。
この辺は個人の好みのレベルになると思います。
あとがき

巷では、ローダウンスプリングが売られています。
フォーサイト用は見たことが無いんですがPS250やMF06フォルツァ用ではいろいろなところから発売されています。
乗車時の1Gが掛かれば20〜30mmのローダウン化が気軽に出来るし1G後はスプリングレートが20〜35%UPするし
降りればノーマルの車体姿勢でスタンド関係もそのまま使える。スプリングレートや巻数など綿密に考えられてて
さすがとてもよく考えられた物だと思います。
その辺を流用することも可能でしたが、しかし私は敢えて自分で加工してしまいましたw
元々、CRM250ターミネーターズ仕様というゲテモノ車両に乗っていて、いろいろと弄っていたのでそのデータなども有り
今回もそれに乗っ取ってやってみたかったし、私の”走る姿勢”では販売されているローダウンスプリングでは全く役に立たないのです
見せるためのローダウンでは無い、走るためのローダウン化で製作しました
ついでにFフォークの中身の状態を自分でやっていれば簡単に把握出来るので

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